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私はお年寄りと関わる仕事がしたいと思い他社のグループホームへ入社しました。１年半勤めた後、結婚、出産などのため11年間は介護の仕事から離れていましたが、やはりグループホームで働きたいと当社に入職しました。その後、転居が必要になり、神奈川から新潟の当ホームに異動しました。

介護の仕事の中でやりがいを感じていたのは、利用者の笑顔でした。怒っていた方が「ありがとう」と言ってくれたり、表情を変えることがない方がニコッと笑ってくれたりする時、この仕事をやっていて良かったと感じていました。

当ホームに在籍して３年、リーダーに昇格しました。この昇格がきっかけで今まで以上に一人一人の利用者と深く向き合い、その人に合った支援について考えるようになりました。事業所では夕食後一斉にパジャマに着替えていましたが、すぐ眠らずリビングに残る方もいるため、その方の生活時間に合わせることを提案しました。寝る前にパジャマに着替えることで睡眠への切り替えにつながる方もいました。

これまでは決まっているケア方法を決まった時間に行うことが当たり前と思っていましたが、本当にその方法が利用者の支援になっているか、介護職本位のケアになっていないかを考えるようになりました。ケア内容を変更し、新しいケア内容を提案するためには他の職員と会話をし、意見の統一を図ることが大切だということも感じました。利用者個々に合った支援を話し合う機会を増やすことで職員との信頼関係も深まりました。

介護の仕事は時間ごとに行うことが多く、介護者本位になることもあります。当たり前に毎日行っているケアも一人一人に合っているかを見直すことで、よりその人らしい生活につなげられます。

「愛の家グループホーム新潟鳥屋野」（新潟県）　スタッフ